3本の食の柱

2008年に食の活動をはじめたとき、yukashiという屋号をつけました。
日本にはむかし、「ゆかし」という言葉があったそうです。
心惹かれる、そばによりたくなる、慕わしいそんな心の様を表現したことばです。
当時海外に住んでいたわたしは日本の幽玄的な表現に心惹かれ、そんな「ゆかし」な場所をつくりたいと願い、yukashiと名付けました。

その時から大切にしている3つのアイデンティティがあります。
季節感
家庭料理
本来のおいしさ
この3本を柱としてyukashiが生まれました。


 

yukashiでは
素材をいかした調理法と伝統的な食事法をお手本に
地場の旬を頂くことと以下の考え方を大事にしています。


まごわやさしい

日本での昔から馴染みのあるバランスの良い食習慣

ま(まめ)=豆類、ご(ごま)=種実類、わ(わかめ)=海藻類、や(やさい)=緑黄色野菜、淡色野菜、根菜、さ(さかな)=魚介類、し(しいたけ)=きのこ類、い(いも)=いも類

自然食

添加物を使った食品をさけ、有機農作物の食材や伝統製法で無添加の調味料を使用します。白砂糖は使わず、動物性の素材は生産者が分かる安心なものを選びます。

一物全体

生命ある物を自然な状態で丸ごと頂く。野菜なら皮や根も、お米なら白米より微量栄養素が豊富な玄米を。その食べ物が持つ栄養を余すことなく頂きます。

身土不二

私たちが生きる環境(土)は、健康(身)と切り離せない関係(不二)であり、自然のリズムに則して食べることは、暮している場所の気候、風土に適応する体を作ります。