料理を楽しめたなら
リクエストの離乳食グループレッスンの最終回でした。
4回を通して、家族の日々の食事、赤ちゃんごはん、何かしらお役に立てたなら嬉しいな。
(4回目 手づかみ食と食感のおやつ)
離乳食の初回では必ず、食のおはなし、素材や調味料のおはなし、そしてお料理の基本を実習します。
離乳食がスタートしたならば、それは赤ちゃんが巣立つまで、日々のごはんつくりは続く。
身体をつくるのは、紛れもなく日々のごはんです。
食べるということ、作るということ、食卓を囲むということ。
レシピだけでは消化しきれないことに丁寧に向き合いたいな。そんな思いでこれまでレッスンを続けています。
主婦業は専業でしないと成り立たないくらい、やることがたくさん。
そんな中で共働き、子育てと目まぐるしい日々に、仕方がないとはゆえ、
お料理をつくることがまるで余計な仕事のような立ち位置になっている昨今。
時短料理も合理的で良いけれど、お料理ってそんなに無駄な時間だろうか?
台所は大地と自然界と繋がれるとってもクリエイティブな場所だから、視点をかえて
ちょっとポジティブになってみるといいなって、料理好きの私が言っても説得力はないのかも。
(甘酒りんご寒天のお鍋ひとつで出来るおやつ)
食べることは一生続くのだから、どうせならそれを楽しめるプロセスがいいなって思っています。
時間をかけずともひと手間をかけると、至ってシンプルな何気ないケの料理が、
染み染みおいしいなーとなる。家庭料理はそれで充分。
日本人はいくら忙しくとも、いくら料理が苦手でも、それでもご飯を作ろうという人が多い。
スーパーに行って、加工された調味料〇〇のもと、がずらりと並ぶのを見るたびに思うし感心する。
そういうものにも時には頼りながら、そしてここをきちんとすれば間違いなく美味しくなる、という基本をおさえ、
日本人の知恵が育んだ天然醸造の調味料があれば、確実にお料理上手への近道へ。
食材の選び方も調味料の選び方も、わからなければどんどん質問くださいね。
10月スタートの離乳食レッスンは満席となりました。
次はどんなメンバーになるのかな?
どんな時間になるのかな?わくわくどきどきで待ってます。
お料理、しんどいこともありますね。そんなところがゆるむお手伝いもできたらいいなって思います。